お気に入りの本 『涅槃の王』――仏陀版ベルセルク、血と欲望と悟りの伝奇バトル
宗教小説だと思って手に取ると、きっと火傷します。夢枕獏の『涅槃の王』は、清らかな聖人伝ではありません。怪物と殴り合い、女に抱かれ、欲にまみれ、それでも歩みを止めない。血の温度と汗の匂いを正面から描き切り、その先でようやく“涅槃=静けさ”の輪...
お気に入りの本
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