【2026年本屋大賞】ノミネート全10作品が決定!あらすじと見どころを総まとめ

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2026年の「本屋大賞」ノミネート10作品が、2月6日に発表されました。

全国の書店員が選んだ「一番売りたい本」の中から、今年はどの作品が大賞に輝くのでしょうか。

注目のノミネート作品を一覧でご紹介します。

2026年本屋大賞 ノミネート作品リスト

作品名著者出版社
暁星湊かなえ双葉社
ありか瀬尾まいこ水鈴社
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ日経BP
失われた貌櫻田智也新潮社
エピクロスの処方箋夏川草介水鈴社
殺し屋の営業術野宮有講談社
さよならジャバウォック伊坂幸太郎双葉社
熟柿佐藤正午KADOKAWA
探偵小石は恋しない森バジル小学館
PRIZE―プライズ―村山由佳文藝春秋

各ノミネート作品のあらすじ

『暁星』湊かなえ(双葉社)

現職の国会議員が刺殺されるという衝撃的な事件から物語は始まります。犯人と目されたのは、かつて新興宗教にはまっていた過去を持つ男。しかし、調査が進むにつれ、被害者と加害者の境界線が曖昧になり、現代社会が抱える闇と「救い」の本質が浮き彫りになっていく……。湊かなえさんらしい、重厚で人間の業を抉り出すようなミステリーです。

『ありか』瀬尾まいこ(水鈴社)

シングルマザーとして懸命に生きる主人公と、その周囲に集まる人々との交流を描いた物語。日々の暮らしの中にある小さな幸せや、ふとした瞬間に感じる孤独、そして家族という形にとらわれない新しい絆のあり方を、瀬尾さん特有の温かく柔らかな筆致で描き出しています。

『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ(日経BP)

作家生活15周年記念作。現代の「信じること」をテーマに、インターネットやSNSを通じて巨大化していく個人の感情や、見えない巨大な力に翻弄される人々を鋭い観察眼で描写。私たちが何を「真実」とし、何を「物語」として享受しているのかを突きつける、朝井リョウさんの集大成的な一冊です。

『失われた貌』櫻田智也(新潮社)

昆虫好きの探偵・魞沢泉(えりさわ せん)シリーズの最新作。美しい蝶の標本に隠された秘密や、閉鎖的な村で起きた不可解な事件など、緻密なロジックと叙情的な描写が融合した本格ミステリー。年末の主要ミステリーランキングで3冠を達成した、今最も注目されている作品の一つです。

『エピクロスの処方箋』夏川草介(水鈴社)

『神様のカルテ』で知られる現役医師の著者が、パンデミック以降の医療現場と、そこに生きる人々の「生」を問い直す物語。哲学的な問いと、命の最前線で戦う人々の情熱が交錯し、「本当に必要な処方箋とは何か」を読者に問いかけます。

『殺し屋の営業術』野宮有(講談社)

殺し屋という特殊な職業を、徹底的に「ビジネス」の視点から描いた異色作。ターゲットの選定、リスク管理、クライアントとの交渉、そして効率的な実行。不謹慎ながらも論理的な「営業術」が面白く、ページをめくる手が止まらないエンターテインメント作品です。

『さよならジャバウォック』伊坂幸太郎(双葉社)

デビュー25周年記念作品。舞台は少し不思議なルールが支配する世界。ある重大な危機に直面した登場人物たちが、軽妙な会話と意外な伏線回収を武器に、見えない敵に立ち向かっていきます。伊坂ワールド全開の、愛とユーモア、そして驚きが詰まった長編です。

『熟柿(じゅくし)』佐藤正午(KADOKAWA)

静かな地方都市を舞台に、熟した柿が落ちるのを待つような、緩やかで、それでいて緊張感のある人間模様を描いた作品。圧倒的な文章力と構成力で、日常の裏側に潜む狂気や、時間がもたらす変化を繊細に綴った、大人のための文学作品です。

『探偵小石は恋しない』森バジル(小学館)

一切の感情を排し、効率のみで事件を解決する若き探偵・小石。しかし、ある事件の依頼人との出会いが、彼の鉄の掟を揺るがし始めます。ロジカルな謎解きと、不器用な感情の動きが絶妙にミックスされた、新時代のキャラクターミステリーです。

『PRIZE―プライズ―』村山由佳(文藝春秋)

華やかな文学賞の裏側と、そこに人生を賭ける作家、編集者、そしてその家族たちの欲望と葛藤を描いた群像劇。「書くこと」への執念や、選ばれることの光と影。直木賞作家である著者自身が、文壇という世界の深淵を剥き出しにした力作です。


今後のスケジュール

  • 2026年3月1日(日): 二次投票締め切り
  • 2026年4月9日(木): 大賞作品発表

発表の日を楽しみに待ちたいと思います。

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